欧州連合（EU）欧州委員会は13日、ドイツ鉄道（DB）が国内鉄道への電力供給事業で独占的な立場を悪用している疑いがあるとして、正式調査を開始すると発表した。最終的に違法行為が確認されれば、DBは売上高の最大10％に相当する制裁金の支払いを命じられる可能性がある。
\欧州委は2011年3月、ドイツ鉄道の子会社で列車のけん引車に電力を供給するDBエネルギーがDBグループに安値でサービスを提供する一方で、他社への価格を吊り上げている疑いで、同社への立ち入り調査を実施していた。正式調査の開始は、同疑惑が深まったことを意味する。DBの広報担当者は「疑いを晴らすため、調査に協力する」とコメントしている。
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