居住用不動産大手のLEG NRW（デュッセルドルフ）は7日、新規株式公開（IPO）を上半期中に実施する方針を明らかにした。ドイツでは住宅需要が拡大しており、同社を所有する投資会社Whitehall-Fonds（Goldman Sachs傘下）とPerry CapitalはIPOの好機と判断したもようだ。ロイター通信によると、ドイツで行われる今年最初のIPOとなり、上場規模は十億ユーロのケタ台に上る見通しという。
\LEG NRWはもともとノルトライン・ヴェストファーレン州有の企業で、Whitehall-FondsとPerry Capitalに2008年、買収された。同州内に居住用不動産9万件を保有。従業員数は約900人に上る。11年の売上高は4億9,900万ユーロだった。ロイター通信が金融筋として報じたところによると、Whitehall-FondsとPerry CapitalはIPO後も当面は過半数資本を保持する意向という。
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