自動車大手の独Volkswagen（VW、ヴォルフスブルク）が12日発表した2012年上半期のグループ販売台数（トラックブランドのMANとScaniaを除く）は470万台に達し、前年同期から5.5％増加した。足元の欧州販売は振るわなかったものの、北米とアジア太平洋が好調で、全体が押し上げられた格好だ。
\欧州販売は3.5％減の187万台に後退した。本国ドイツが3.7％減の58万3,900台、ドイツを除く西欧が3.6％減の97万台、中東欧が3.0％減の31万3,000台だった。
\アジア太平洋は16.8％増の173万台で、主力の中国は18.7％増えて154万台に達した。インドは19.2％減の4万9,200台と振るわなかった。
\北米は43万7,900台で、12.3％増加。米国は10.4％増の30万3,900台だった。南米は4.0％減の45万500台に落ち込んだ。
\ブランド別でみると、最大のVWは4.4％増の291万台で、Audiも6.4％増の78万500台と好調だった。両ブランドとも中国販売が大きく増えている（VW：19.4％増の117万台、Audi17.7％増の22万8,100台）。
\伸び率が最も大きかったのはSeatで11.5％増の18万2,100台を記録。低迷する欧州市場でも8.2％増の15万500台に拡大した。Skodaは46万4,600台で、5.8％減少した。
\スポーツ車ブランドのPorscheは8万1,600台。グループに統合した時期が昨年8月であるため、増減率を公表していない。
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