大型エンジン大手の独Tognumは9日、社名を同日付でRolls-Royce Power Systems AG（フリードリヒスハーフェン）に変更すると発表した。Tognumは昨年3月に英Rolls-Royceと独Daimlerが折半出資する合弁会社となっており、それを受けた措置。新会社の社名に「Rolls-Royce」のみを用い、「Daimler」の文字を入れなかったことについては「製造業務でのRolls-Royceとの密接なつながりを反映するものだ」と説明している。Rolls-Royceが将来的に過半数資本を掌握するとの観測に対しては「将来のことについては回答できない」（ウルリヒ・ドーレ社長）として、明言を避けた。
\Rolls-Royce Power Systemsの主力子会社はTognumの時代からMTU Friedrichshafenだった。これを踏まえ同社は今回の社名変更を機に米子会社の社名をTognum America Inc.からMTU America Incに変更。アジア子会社もTognum Asia Pte LtdからMTU Asia Pte Ltdに改めた。
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