連邦教育・研究省傘下のバイオテクノロジー情報サイトbiotechnologie.deは9日、国内業界動向（速報値）を発表した。それによると、2013年のバイオ企業数は570社に上り、前年に比べ15社増加したものの、業界売上高は1.4％減の28億6,400万ユーロに後退。研究開発費も3.7％減の8億9,900万ユーロに縮小した。就業人口は480人減の1万6,950人だった。
資金調達状況をみると、ベンチャーキャピタル（VC）によるものが1億3,700万ユーロで、前年の2億500万ユーロから大きく減少した。一方、増資は9,500万ユーロから2.3倍の2億1,800万ユーロに拡大、VCの減少分をほぼ相殺した。補助金は200万ユーロ増の4,900万ユーロで大きな変化がなかった。
バイオテクノロジーを生産工程などで利用する製薬、化学、食品などのバイオテクノロジー関連企業は128社から130社に増加した。就業人口も1万7,660人から1万8,450人に増加している。
業界動向調査の詳細は4月30日に公表予定。
