ドイツ連邦統計局は18日、同国の欧州連合（EU）域外向け輸出に占めるユーロ建て取引の割合（金額ベース）が昨年は61.8％となり、前年の64.3％から2.5ポイント低下したと発表した。下落は3年連続で、11年の比率は67.1％に上っていた。ユーロ圏の債務問題が解決していないことが響いており、独商工会議所連合会（DIHK）の貿易担当者はロイター通信に「ドル決済を求める取引先が増えている」と事情を説明した。
ドル建て輸出の割合は前年の23.4％から26.1％へと2.7ポイント上昇。その他の通貨による取引も10.3％から12.1％へと増えた。
EU域外からの輸入に占めるユーロ建て取引の割合は50.3％で、前年の52.2％から1.9ポイント低下した。ドル建ては42.1％から43.7％へと増加、その他の通貨も5.7％から6.0％に拡大した。
