ドイツ連邦統計局が8日発表した2015年5月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.7％増（暫定値）となり、2カ月連続で拡大した。これまで振るわなかった国内売上が1.0％増加して全体をけん引。ユーロ圏外も0.9％伸びた。ユーロ圏（ドイツを除く）はプラスマイナス0％だった。
部門別では電気設備の伸び率が最も大きく、3.9％に達した。自動車・自動車部品も3.3％増と好調だった。機械は1.7％増となり、2カ月連続で拡大した。素材系は振るわず、化学は1.4％、金属製造・加工は1.0％の幅でそれぞれ後退。樹脂・ゴム製品も0.5％落ち込んだ。
5月の製造業売上は前年同月比（物価・営業日数調整値）では4.4％増加した。ユーロ圏外とユーロ圏がそれぞれ6.7％、5.8％拡大。国内も2.5％伸びた。
1～5月の累計は前年同期比（同）1.8％増だった。ユーロ圏が4.5％伸びて全体をけん引。ユーロ圏外も3.4％増加した。国内は0.2％落ち込んだ。
