インターネット上のプラットホームで融資の仲介事業を手がける独レンディコ（Lendico、ベルリン）は1日、仲介総額が17億ユーロに達し、1年前の6億5,000万ユーロから2.6倍に拡大したと発表した。ユーザーは3大陸7カ国に計33万人おり、11月27日には融資額で112万7,200ユーロを記録。一日の融資額で初めて100万ユーロを超えた。
同社は2013年12月設立のフィンテック（ITを利用した新興金融サービス事業者）で、出資対象をネットビジネス分野のスタートアップ企業に絞った独投資会社ロケット・インターネットの支援を受けている。融資を行いたい人と受けたい人や企業を仲介するに過ぎないため、貸倒リスクを背負わない。融資の受け手の返済能力は信用情報機関シューファ（Schufa）などのデータをもとに調査。リスクに応じて金利を設定する。
