昨年12月に破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブ・オートモビルに、トルコの投資会社が関心を示している。
\19日付けのブルームバーグによると、トルコのプライベートエクイティ投資会社ブライトウェル・ホールディングスのザイメル・アーメド取締役は電話取材に対し、同社がサーブの管財人やビクトル・ミュラー最高経営車（CEO）と協議しており、近くサーブに買収を提案する方針を明らかにした。アーメド取締役は、サーブの買収後も、スウェーデンのトロルヘッタン工場で生産を続ける意向を示した。
\サーブをめぐっては、中国の自動車メーカー、青年蓮花汽車集団も近く買収を提案する可能性が指摘されている。サーブの親会社である蘭スウェディッシュ・オートモビルは昨年10月、サーブの全株式を青年蓮花汽車集団と厖大汽貿集団の中国2社に売却することで基本合意した。しかし、サーブの元親会社で現在も部品供給元である米ゼネラル・モーターズ（GM）が、自らの中国戦略に悪影響を及ぼすとして、サーブを中国系企業に売却することに反対したため、売却計画は頓挫した。ロイター通信は19日、青年蓮花汽車集団がサーブ取得に依然として意欲を持っており、買収を提案する用意があるもようだと伝えている。
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