欧州自動車工業会（ACEA）が1月27日発表した欧州連合（EU）の2011年通期の商用車新車登録は前年比9.9％増の193万6,162台に拡大した。ただ、ACEAによると、金融危機以前の水準（平均年250万台）と比べると依然として20％下回っているという。国別では、フランスが48万2,823台となり、前年に続き最大の市場だった。ドイツは前年比18.7％増の33万4,822台、英国は同17.6％増の30万6,488台だった。
\2011年の登録台数をカテゴリー別に見ると、3.5トン以下の小型商用車は7.0％増の158万6,255台。主要市場では、フランス（2.7％増）、英国（16.7％増）、ドイツ（18.8％増）が伸びた一方、スペインは10.1％の減少だった。
\3.5トン超の中・大型トラックは、主要市場ですべて2ケタ成長を示し、全体も29.0％増の31万5,447台と大幅に伸びた。16トン以上の大型トラックに限定すると、36.0％増の23万6,512台とさらに増加幅が大きかった。
\バスは0.7％減の3万4,460台に後退。フランス（15.2％増）とスペイン（10.3％増）が2ケタ増だった一方、ドイツ（3.4％減）、英国（16.4減）となり、国によってばらつきがあった。
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