スイスで6日、第82回ジュネーブ・モーターショーが開幕した（プレス公開：6～7日、一般公開は3月8～18日）。電気自動車のルノー「ゾエ」やメルセデス・ベンツ「ヴィト・Eセル」の発表や、代替燃料車の出展もあるものの、従来のモーターショーに比べると電気自動車の出展は少なく、アウディ「A3」やメルセデス・ベンツ「Aクラス」、プジョー「208」、起亜「シード」など、従来の内燃機関搭載車で近く発売予定の新モデルの発表が多かった。
\アウディ「A3」やメルセデス・ベンツ「Aクラス」など、高級車メーカーは小型車のラインアップを拡充している。小型車は利益率が低いものの、燃料消費の多い大型車に比べクリーンなイメージをアピールできるほか、若年層にも顧客が広がる利点がある。
\電気自動車への関心は依然として高いものの、BMWやフォルクスワーゲン（VW）は2013年からの量産化を計画するなど、本格的な普及には時間がかかる見通しのため、近年のモーターショーで熱い視線が集まっていた電気自動車への関心はやや下火となったもようだ。
\今年のジュネーブ・モーターショーでは、約180件の世界および欧州初公開の出展が予定されている。また、来場者数は約70万人が見込まれている。
\
