ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した同国の2012年2月の乗用車新車登録は22万4,318台となり、前年同月(22万4,426台)とほぼ同じ水準となった。
\2月の乗用車新車登録に占める法人の割合は62.7%。セグメント別では、オフロード車(VW「ティグアン」など)が9.1%増、ユーティリティーズ(VW「トランスポーター」「カラベル」など)が10.8%増、キャンピングカーも10.1%増となるなど好調だった。ミニ(VW「アップ(Up)」、スマート「フォーツー」など)は3.1%増、小型車(VW「ポロ」など)は0.7%増と前年を僅かに上回った。上級車(ポルシェ「パナメーラ」など)は25.4%減と振るわなかった。
\ブランド別の新車販売を見ると、ドイツメーカーでは、ポルシェが34.1%増の1,551台、スマートも17.8%増の2,321台と大幅な2ケタ増となった。メルセデス・ベンツも8.5%増の1万9,423台と好調だった。国外ブランドでは、ランチア(301台、246.0%増)、ランド・ローバー(863台、87.2%増)、起亜(4,315台、70.7%増)が急伸したほか、シュコダ(12.2%増)、セアト(16.1%増)、シトロエン(10.7%増)、シボレー(12.8%増)、クライスラー/ジープ/ダッジ(22.6%増)も好調だった。日本勢は、マツダが31.3%増の3,616台と大幅に伸びたものの、その他はトヨタ/レクサスが18.0%減となるなどいずれも前年実績を下回った。
\また、独自動車工業会(VDA)の発表によると、同国における2月の乗用車生産は前年同月比2.9%減の50万4,100台、輸出は5.8%減の37万9,500台に停滞した。
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