スロバキアの2011年の自動車生産台数が前年比13.9％増の63万9,763台に上ったことが、国際自動車工業連合会（OICA）の調べで分かった。中東欧ではチェコ、ポーランドに次ぐ規模だが、人口1,000人当たりの生産台数で見ると過去最高の119台となり、チェコの114台やスロベニアの85台を上回った。
\スロバキアは、フォルクスワーゲン、起亜自動車、PSAプジョー・シトロエンが生産拠点を構え、中東欧の自動車産業のかなめのひとつと位置付けられている。欧州自動車工業会（ACEA）のイヴァン・ホダック事務局長は、その理由として投資環境が良く高水準の労働力を獲得しやすいことを挙げている。
\今年はフォルクスワーゲンがブラチスラバ工場で電気自動車を、起亜がジリナ工場で新型「シード」を、PSAも年央から「208」を生産開始するため、3社合わせた生産台数は昨年を大きく上回る92万5,000台に上ると予想される。
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