マツダは独レバークーゼンにある欧州事業統括子会社マツダモーター・ヨーロッパ（MME）で従業員を削減する。MMEが14日、自動車専門誌『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』に明らかにした。
\MMEの従業員306人のうち116人を削減する。同社は人員削減の理由を、「世界的に困難な状況」のなか、事業を効率化するためと説明。スリム化に伴い、欧州各国販社の権限を強化する方針を示した。なお、レバークーゼンにある独販社マツダモータース（ドイツランド）では人員整理を行わない。
\MMEのガイトン社長は先ごろ閉幕したジュネーブモーターショーでインタビューに応じ、2012年3月期の欧州市場の販売台数が18万台と、前年同期の21万2,000台から減少するとの見通しを示した。今年は4月下旬にコンパクトクロスオーバー「CX-5」を発売し、年間4万台の販売を目指している。また、9月に開催されるパリ・モーターショーでは中型セダン「マツダ6」の新モデルを発表する予定だ。
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