独自動車大手のダイムラーは29日、ハンガリー中部のケチケメートに建設していた新工場を稼働させた。新工場では前輪駆動のコンパクトカーを生産する予定で、当初は「Bクラス」を生産する。さらに、4月の北京モーターショーにスタディモデルを出展する予定の4ドア・クーペも同工場で生産する計画という。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、同工場では従業員数を現在の約2,500人から、年内に3,000人に増員する予定。
\同紙によると、新工場の生産能力は2シフト体制で10万台だが、最大20万台まで引き上げることができる。エンジンはドイツのシュツットガルト・ウンタートュルクハイム工場とケレダ工場から供給するという。
\ダイムラーはドイツのラスタット工場でコンパクトカーの「Aクラス」と「Bクラス」を生産している。同社はコンパクトカーの車種を現行の2モデルから5モデルに拡充する計画を明らかにしており、ラスタット、ケチケメート、北京の3工場で生産を分担する方針を示している。
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