プレス機械世界最大手の独シューラーが21日発表した2011/12年第1-3四半期（11年10月～12年6月）決算の営業利益（EBITベース）は6,760万ユーロとなり、前年同期比で67.3％増加した。本拠地ドイツとアジアの事業が好調で全体をけん引した。売上高は33.2％増の8億7,780万ユーロ、受注残高は5.5％増の12億420万ユーロにそれぞれ拡大するなど、欧州債務危機による景気悪化の影響はこれまでのところ現れていない。
\新規受注高は10億4,630万ユーロと7％減少した。これは、景気回復に伴う投資意欲の高まりで急増した前年度の反動が出たもので、想定内としている。最終利益は2.8倍の3,410万ユーロに拡大、自己資本比率は15.5％から25.9％に大きく改善した。
\同社は通期で売上高12億ユーロ、新規受注高13億ユーロを見込む。
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