商用車用のブレーキや安全装置を製造するワブコ（本社:ブリュッセル）は19日、ロシア自動車大手のGAZグループとアンチロックブレーキシステム（ABS）およびタイヤ空気圧監視システム「IVTM」の供給について合意したと発表した。ABSは大型トラックおよびバスに、タイヤ空気圧監視システムはバス向けに供給する。
\ABSは、GAZグループのウラルが製造するトラックの量産モデルのほか、GAZグループが生産するバスシリーズ全てに採用される。
\IVTMは、GAZ傘下のバスメーカーLIAZが生産する低床式バスのうち、モスクワの公共バスとして使用する車両に搭載する。
\IVTMは、ドライバーにリアルタイムで空気圧が適切なレベルに保たれているかの情報を知らせる。空気圧を適切なレベルに保つことは燃費改善やタイヤ寿命の延伸化に寄与するほか、運転の快適性も向上する。
\ワブコは2005年からGAZグループのバスシリーズすべてにABSを供給している。今回の合意では引き続きバスにABSを供給するほか、大型トラックにも採用が決まった。また、バス向けのIVTMにも取引の範囲が広がった。
\
