日産自動車は4日、スペインのバルセロナ工場に1億3,000万ユーロを超える大型投資を実施する計画を発表した。2014年7月に乗用車の新モデルの生産を開始するほか、重量1トンのピックアップの生産能力を引き上げる。また、電気自動車のギアボックスの組み立てラインにも投資する。これらの措置によりバルセロナ工場の生産台数は2014年に20万台を超える見通し。
\乗用車の新モデルの生産能力は年8万台で、投資は1億1,000万ユーロ。これにより直接雇用で1,000人、間接雇用でも3,000人分の職場が創出されると見込んでいる。
\バルセロナ工場ではこれまで主に小型商用車と四輪駆動車を生産してきた。1トンのピックアップでは1,400万ユーロを投資して年2万4,000台分の生産能力を増強する。電気自動車「リーフ」と日産の新たな電気自動車「eNV200」のギアボックスの組み立てには600万ユーロを投資する。
\日産は今回の計画を発表する前に、スペインのアビラ工場で新型トラックを生産する計画および電気自動車の新モデル「eNV200」をバルセロナ工場で生産する計画を発表している。
\
