スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが1月31日発表した2012年第4四半期(10-12月)決算は、売上高が前年同期比1.5%増の20億5,200万米ドルとなり、第4四半期としては過去最高となった。一方、営業利益は、生産能力の調整や米国で独禁法違反で捜査を受けたことに伴う費用が嵩んだことが響き、前年同期比22.2%減の1億7,430万ドルとなった。
\売上高を地域・国別で見ると、欧州が前年同期比12%減の6億3,000万ドル、北米が14%増の7億1,500万ドル、中国が8%増の2億9,800万ドル、日本が17%減の1億8,000万ドル、その他のアジア諸国が11%増の2億2,900万ドルだった。製品別売上高は、エアバッグ(ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む)が1%減の13億3,000万ドル、シートベルト(シートサブシステムを含む)が1%減の6億5,800万ドルとなった一方、アクティブセーフティ製品(レーダー、ナイトビジョンなど)は44%増の6,400万ドルに拡大した。
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