スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが10月24日発表した2013年7-9月期決算は、売上高が前年同期比9％増の21億1,190万米ドルとなり、第3四半期としては過去最高を記録した。主力の欧州市場で高級車向け製品の需要が好調だったことが寄与した。一方、営業利益は独占禁止法違反調査や生産調整に関わるコストが重しとなり、2.7％減の1億8,200万ドルとなった。
\売上高を地域・国別で見ると、欧州が10％増の6億4,500万ドル、北米が9％増の7億5,700万ドル、中国が21％増の3億4,200万ドル、日本が14％減の1億7,300万ドル、その他の地域が9％増の2億200万ドルだった。製品別売上高は、エアバッグ（ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む）が7％増の13億6,400万ドル、シートベルト（シートサブシステムを含む）が6％増の6億5,900万ドル、アクティブセーフティ製品（レーダー、ナイトビジョンなど）は69％増の9,600万ドルにそれぞれ拡大した。
\オートリブは、10-12月期は前年同期比9％の増収、13年通期は前年比5％の増収となるとの見通しを示している。
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