スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが先ごろ発表した2013年10-12月期連結決算は、売上高が前年同期比9％増の23億5,190万米ドルとなり、前年同期から14.6％増加した。自動車の生産が世界的に好調だったことが寄与し、営業利益も16.3％増の2億270万ドルに拡大した。
売上高を地域・国別で見ると、欧州が前年同期比11.3％増の7億4,330万ドル、北米・南米が6.6％増の7億4,490万ドル、中国が44.0％増の4億3,660万ドル、日本が21.5％増の1億8,360万ドル、その他のアジア諸国が6.4％増の2億4,350万ドルだった。製品別売上高は、エアバッグ（ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む）が14.7％増の15億1,910万ドル、シートベルト（シートサブシステムを含む）が10.9％増の7億3,210万ドル、アクティブセーフティ製品（レーダー、ナイトビジョンなど）は55.6％増の1億70万ドルにそれぞれ拡大した。
また、13年通期の売上高は前年比7.0％増の88億340万ドルだった。地域・国別で見ると、欧州が前年比5.4％増の28億8,570万ドル、北米・南米が3.4％増の29億4,360万ドル、中国が25.7％増の14億550万ドル、日本が1.1％増の6億8,820万ドル、その他のアジア諸国が5.6％増の8億8,040万ドルだった。製品別売上高は、エアバッグが6.2％増の56億8,600万ドル、シートベルトが4.5％増の27億7,270万ドル、アクティブセーフティ製品が57.0％増の3億4,470万ドルだった。
同社は14年1-3月期の売上高について、前年同期比7％の成長を予想していると述べた。
