独高級車大手のBMWは10日、プラグインハイブリッド車「i8」の納車を6月に開始すると発表した。まずは欧州の主要市場で出荷を始める。ドイツのライプチヒ工場では4月から量産を開始する。
「i8」のプラグインハイブリッドシステムは、3気筒ガソリンエンジン（ツインパワーターボエンジン、出力170kW／231PS、最大トルク320Nm）と同期モーター（出力96／131PS、最大トルク250Nm）を搭載する。システム出力は266kW／362PSで、容量5.2kWhのリチウムイオン電池を搭載する。
停止した状態から時速100kmへの加速性能は4.4秒。スポーツモードでは時速80～120kmに2.6秒で加速できる。最高速度は時速250kmに電子制御されている。電気モーター単独では時速120kmまで加速でき、最大37kmを走行できる。重量は1,485kgと軽量化を実現、空気抵抗係数（Cw）も0.26に抑えている。
