自動車部品大手TIオートモーティブはこのほど、中国・広州に車載燃料タンクの新工場を開設した。
同社にとって中国で2カ所目の燃料タンクの生産拠点となる新工場は、6,200平方メートルの床面積を持つ。40人を雇用し、日産、トヨタ、プジョー・シトロエン、クオロスなどの完成車メーカー向けにブロー成形プラスチック燃料タンクを生産する。
TIオートモーティブのコジラ最高経営責任者（CEO）は、「中国とアジア太平洋地域は我が社の成長に重要な役割を果たし続けるだろう」と語った。同社は過去5年間にチェコ、メキシコ、ロシア、中国に相次いで工場を開設し、海外展開を強化している。
TIオートモーティブは乗用車及びトラック用の完全総合燃料貯蔵分配システムや、ブレーキおよびパワートレイン用途の流体キャリング・システムを供給している。米国ミシガン州ウォレンおよび英国オクスフォードに本社を置き、世界28カ国に拠点を持つ。従業員数は2万3,000人。
