チェコの中古車販売大手AAAオートは4日、2014年1～2月の販売が8,911台となり、前年同期に比べ17.5％増加したと発表した。経済見通しが明るくなったほか、暖冬であったことも販売増に寄与したと分析している。中古車についての電話やメールによる問い合わせも大幅に増えているという。
同社は大幅な販売増について、これまでは経済の先行き不透明感が強く購入をためらっていた顧客が購入を決断するようになった、と説明している。法人顧客の投資意欲も高まっているという。
年初の2カ月にあった電話による問い合わせは約5万6,000件、ウェブサイトのアクセス数は600万件を超えた。昨年12月と今年1月の2カ月ではメールおよび電話による問い合わせが前年同期に比べ22％も増えたとしている。
■ チェコ、ロシアは約19％増
同社は現在、チェコ、ロシア、スロバキアで事業を展開している。国別の販売では、チェコが前年同期比18.8％増の6,143台、ロシアは18.6％増の350台、スロバキアは13.6％増の2,128台といずれも2ケタ増となった。同社は2012年10月に今後5年間でハンガリー、ポーランド、ウクライナに進出する計画を発表しており、現在はハンガリーで事業進出の準備を進めている。ハンガリーとポーランドにはかつて進出していたが､2008～2009年の世界的な経済危機を受けて撤退した経緯があり、今回は再チャレンジとなる。
