ロシアとベラルーシは、道路輸送サービス市場を相互自由化する方針を固めた。ベラルーシ国営ベルタ通信が2日、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国が参加する関税同盟の執行機関であるユーラシア経済委員会（EEC）のルマス委員の発言を引用して伝えた。
ルマス委員によると、ロシアとベラルーシは、2016年1月から道路輸送サービス市場を相互に自由化する意向で、カザフスタンも25年から自由化を実施する方針。一方、航空輸送サービスの相互自由化の可能性について同委員は、航空業界はこの問題について非常に懐疑的な姿勢を示しており、自由化の実現には困難が伴うと指摘。「航空郵送サービス部門はどの国でも保護の対象となっており、経済的な観点では判断できない」と述べた。
