韓国の現代自動車は11日、全面改良したBセグメントの小型車「i20」の新モデルの写真を公開した。新型「i20」は欧州で設計・開発した。トルコのコジャエリ県にあるイズミット工場で近く、生産を開始する。
新型「i20」は新しいプラットフォームの採用により、ホイールベースを現行モデルよりも45ミリメートル広げて2,570ミリメートルとし、ゆったりとした車内スペースを実現した。後部座席の背もたれを立てた状態のトランクルームの容量で326リットルを確保している。また、パノラマルーフや後方確認用のリアビューカメラ、前・後部に採用したLEDライトなどにより快適性をさらに向上させた。外装デザインも全面的に刷新。従来よりも低い位置に配置した六角形のフロントグリルやその上の細長いグリルなどが特徴。
同モデルは10 月に開催されるパリモーターショーで世界初公開される。
■ 新型「i20」、トルコのコジャエリ工場で生産
トルコ投資促進機関によると、トルコのコジャエリ工場では近く、新型「i20」の生産を開始する。コジャエリ工場は現代自とトルコのキバールグループが設立した合弁会社、現代アッサン（Hyundai Assan）が運営している。
同工場では「i20」のほか、小型車「i10」も生産している。この2年間で新しい組み立てラインの導入などに6億米ドルを超える投資を実施、生産能力を年20万台に引き上げた。
