スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは13日、9月1日から新たな運営体制に移行すると発表した。事業の範囲と規模に合った組織を創設しさらなる成長を目指すとともに、コアストラテジーの実施体制を強化する。
新運営体制は2段階に分けて導入され、最終的には「パッシブセーフティ」と「エレクトロニクス」という2つの事業部門が創設される。
パッシブセーフティ部門は、エアバッグとシートベルトを含むすべてのパッシブセーフティ製品を担当する。エレクトロニクス部門はすべてのアクティブセーフティ製品を担当する。2015年1月には、パッシブセーフティ・エレクトロニクスの担当はパッシブセーフティ部門からエレクトロニクス部門に移行する。
オートリブのカールソン最高経営責任者(CEO)は、「我々は過去5年間で大きな成長を遂げており、現在の事業範囲を効率的に管理し、さらなる成長を実現するため組織変更を行っている。さらに、よりグローバルで統合された組織は、品質を最重視しながらコアストラテジーを実施する助けとなる」と述べている。