英自動車工業会（SMMT）が1月7日発表した同国の2014年12月の乗用車新車登録は前年同月比8.7％増の16万6,198台だった。販売増加は34カ月連続。2014年通期では前年比 9.3％増の247万6,435台に拡大した。代替燃料車が前年比58.1％増の5万1,739台と大きく伸びており、このうちEV（電気自動車）などプラグイン車は1万4,498台で、2013年の3,586台から4倍に増えた。
SMMTのホーズ会長は2014年の販売好調について、「英国の乗用車新車登録は不況前の水準に回復した。不況時の抑えつけられた需要が景気信頼感の高まりとともに回復し、最新モデルを中心に堅調かつ強い伸びを見せている」と分析する。
また、SMMTは代替燃料車の販売好調について、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの超低炭素車（ULEV）のモデル数が増え、車種もハッチバックやSUV、クーペなど多様化したことが一因であると指摘。ULEVの維持費の低さや消費者の環境意識の高まりなども販売を後押ししているとした。
