ドイツ連邦陸運局（KBA）が3日発表した2015年2月の乗用車新車登録は22万3,254台となり、前年同月に比べ6.6％増加した。顧客別では、法人が全体の66.9％を占めた。燃料別では、ディーゼル車が全体の48.6％。電気自動車は436台だった。1～2月の累計は前年同期比4.6％増の43万4,591台となっている。
2月のセグメント別では、SUV（21.4％増）とコンパクトクラス（15.2％増）が大きく伸びた。オフロード車はほぼ前年並み（0.8％減）、スポーツカー（13.0％減）とバン（11.6％減）は2ケタの減少となった。
また、2月のブランド別の登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン（VW）が前年同月比18.5％増の5万143台と好調で、ドイツ勢はスマート（42.8％増）、ポルシェ（33.3％増）、MINI（25.5％増）、BMW（13.1％増）も2ケタ増を確保した。
日本勢は、トヨタが13.1％減となったものの、レクサスは63.4％増と好調で、ホンダ（39.5％増）、三菱自（38.0％増）、スズキ（25.2％増）、日産（13.3％増）が2ケタ増、マツダ（2.9％増）、スバル（0.2％増）も前年同月を上回った。
■ 2 月の国内生産5％減、輸出は7％減
ドイツ自動車工業会（VDA）によると、2月の国内生産は前年同月比5％減の48万8,200台、輸出は7％減の37万7,400台だった。ただ、VDAによると受注は好調で、1～2月の累計で国内受注は前年同期比5％増、国外受注も同8％増となっている。
