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2015/3/6

総合 – 自動車産業ニュース

ジュネーブモーターショー開幕、SUVの出展多数

この記事の要約

スイスで第85回ジュネーブモーターショー(プレスデー:3月3~4日、一般公開:5~15日)が開幕した。今年は220社以上が出展し、約900台のモデルを展示する。世界・欧州初公開は130モデル以上となり、約70万人の来場が […]

スイスで第85回ジュネーブモーターショー(プレスデー:3月3~4日、一般公開:5~15日)が開幕した。今年は220社以上が出展し、約900台のモデルを展示する。世界・欧州初公開は130モデル以上となり、約70万人の来場が見込まれている。出展モデルにはスポーツ用多目的車(SUV)が多い。また、米アップルやグーグルの自動運転車の開発動向などにも関心が集まっている。

SUVは、独高級車大手のアウディが大型SUV「Q7」のプラグインハイブリッド車「Q7 eトロン・クワトロ」、ルノーは日産「キャシュカイ」のプラットフォームを共有する新型車「カジャール」を出展するほか、セアトもSUVクーペのショーカー「20V20」を披露している。

日本勢もマツダが新型コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」、ホンダは欧州市場向け新型「HR-V」(日本名「ヴェゼル」)、レクサスはコンパクトSUVのコンセプトカー「LF-SA」を出展する。また、韓国からは双竜自動車がBセグメントの新型クロスオーバー車「チボリ」、現代自動車がコンパクトSUV「ツーソン」の新モデルを披露している。

■ 独自動車大手、米IT大手の動きを楽観視

米アップルやグーグルの動きについては、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のマルティン・ヴィンターコルン社長が「低速度の電気自動車を両社が開発することは想像できるが、時速100キロメートルを超える車両はデジタル技術だけでは難しい」との見解を示すほか、ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長も「ダイムラーがスマートフォンを将来製造する、と発表してもアップルは不安になったり取り乱したりしないだろう」と述べ、自動車メーカーと競合しないとの見方を示している。VWのヴィンターコルン社長はこのほか、米アップルやグーグルの取り組みがインターネットに慣れ親しんだ若い世代の自動車の受容に寄与するとして両社の動きを歓迎する意向も示している。

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