独自動車大手のフォルクスワーゲン（VW）は13日、チェコ子会社であるシュコダ自動車の2015年3月の世界販売が10万2,100台となり、単月では初めて10万台を突破したと発表した。1～3月の累計も前年同期比7.2％増の26万5,100台と、第1四半期（1～3月）では過去最高を記録した。同社にとって最大市場の中国や足元の中欧市場で販売が伸びた。
3月の地域別販売は、西欧が4万6,600台と、前年同月に比べ2.6％増加した。中欧では、前年同月比14.3％増の1万5,300台と好調。母国チェコでは30.7％増の7,300台を販売した。ハンガリー（1,000台、31.2％増）、スロベニア（500台、36.0％増）も2ケタ増と大幅に伸びた。中欧市場では新型「ファビア」の販売が好調という。
東欧は前年同月比33.6％減の7,100台と大幅に落ち込んでいる。うち、ロシアは41.0％減の4,600台だった。
シュコダにとって最大市場の中国は前年同月比24.4％増の2万5,200台と好調。このほか、トルコ（2,100台、183.8％増）エジプト（700台、45.5％増）、オーストラリア（400台、52.1％増）、台湾（200台、38.1％増）などで販売が伸びている。インドは前年同月比11.8％減の1,500台にとどまった。
