欧州自動車工業会（ACEA）は4月30日、欧州連合（EU）の2015年第1四半期（1～3月）の乗用車新車登録に占める代替燃料車（AFV）の登録台数が14万4,421台となり、前年同期に比べ28.8％増加したと発表した（EU加盟28カ国のうち、クロアチア、キプロス、ルクセンブルク、マルタ、スロベニアは含まない）。
このうち、純粋な電気自動車（BEV）、プラグインハイブリッド車（PHEV）、燃料電池車（FCEV）を含む電気自動車（EV）は2万4,630台（前年同月比117.9％増）、ハイブリッド車は5万6,704（同21.4％増）、天然ガス車（NGV）と液化石油ガス車（LPG）を含むその他の代替燃料車（AFV）は6万3,087（同16.5％増）だった。
■ EV登録台数はノルウェーが首位
欧州自由貿易連合（EFTA）加盟国も含めた欧州においてEVの登録台数が最も多かった国は、ノルウェーの8,099台（前年同月比40.3％増）。EVの伸び率が最も大きかったのは英国（453.9％増）だった。
ハイブリッド車（HEV）の登録台数はフランスが1万3,690台（22.5％増）、英国も1万2,792台（13.9％増）で多く、その他の代替燃料車（AFV）ではイタリアが5万3,607（16.1％増）となり、2位以下を大きく引き離している。
