フォルクスワーゲン（VW）傘下のスペイン自動車大手セアト、VWグループのスペイン販社であるフォルクスワーゲン‐アウディ・スペイン、ポルトガル電力公社（EDP）の3社は圧縮天然ガス（CNG）車の普及促進および天然ガス供給網の整備で協力する。EDPスペインのスティルウェル最高経営責任者（CEO）など3社の代表が5月12日、スペインのビルバオで覚書（MoU）に署名した。期間は2年で、参加企業の同意が得られれば延長することもできる。
CNG車は従来の燃料に比べ二酸化炭素（CO2）排出量が少ないため環境負荷が低く、ドライバーは燃料費を大幅に削減できる利点もある。
3社は、CNG車への関心を高めるための活動や、デモンストレーションプロジェクト、レンタカー会社向けのCNG車販売や営業活動などで協力する。セアトとフォルクスワーゲン‐アウディ・スペインは主にCNG車を供給し、EDPは天然ガスの供給インフラを整備する。
