独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)はスペイン事業に2015~2019年の5年間に総額42億ユーロを投資する計画だ。VWのガルシア・サンツ取締役(調達担当)がこのほど、スペインのマリアノ・ラホイ・ブレイ首相との会談で明らかにした。事業インフラの整備や新モデル開発などに資金を投入する方針。
VWはマルトレルにあるセアト工場で、セアトの「レオン」「イビザ」「アルテア」およびアウディ「Q3」を、パンプローナのVW工場ではVW「ポロ」を生産している。
独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、VWグループは現在、スペインで2万2,000人の従業員を抱えており、2014年は138億ユーロを売り上げた。