欧州自動車工業会（ACEA）が5月27日発表した2015年4月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における販売は16万9,746台となり、前年同月に比べ12.2％増加した。全てのカテゴリーで前年同月を上回った。主要5カ国は、英国（22.8％増）、スペイン（18.5％増）が大幅な2ケタ増、イタリア（9.0％増）、ドイツ（7.0％増）、フランス（1.4％増）も販売増を確保した。1～4月の累計は前年同期比13.0％増の67万1,701台だった。
カテゴリー別の4月の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比11.8％増の13万9,598台と、20カ月連続の増加となった。主要国では、英国（20.9％増）、スペイン（17.6％増）、ドイツ（11.9％増）、イタリア（8.8％増）が前年同月を上回り、全体の販売増に寄与した。フランスは0.3％減と振るわなかった。
3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比15.0％増の2万6,883台。主要国ではドイツが3.8％減にとどまった一方、イタリアは0.4％増の小幅の伸びを確保し、英国（52.3％増）、スペイン（25.7％増）、フランス（16.2％増）は2ケタ増と好調だった。
16トン以上の大型トラックは前年同月比20.8％増の2万1,543台。英国（79.2％増）、スペイン（38.6％増）、フランス（24.1％増）が好調だったほか、EU新規加盟国（32.2％増）も全体の販売増に寄与した。
バスは前年同月比5.5％増の3,265台。イタリア（83.3％増）、スペイン（28.3％増）、フランス（20.6％増）が好調だった。
