スペインの自動車部品メーカー、グルーポ・アントリンが21日発表した2015年1-3月期決算は、売上高が前年同期比20.2％増の6億6,840万ユーロに拡大した。南米では販売が落ち込んだものの、欧州、北米、アジアは好調で、増収を確保した。利払い・税・償却前利益（EBITDA）は前年同期比46.4％増の9,990万ユーロ、営業利益は68.6％増の7,620万ユーロにそれぞれ拡大した。
同社は先月、カナダの同業マグナ・インターナショナルの内装事業を買収すると発表した。取引金額は約5億2,500万ドルで、競争当局の承認を経て今年第3四半期に取引が完了する見通し。マグナの内装事業を取得することにより、グルーポ・アントリンの売上高は40億ユーロ、従業員数は2万7,000人にそれぞれ拡大する。
