独商用車・鉄道車両用ブレーキ大手のクノールブレムゼは6月29日、ミュンヘン本社の機能を開発、プロジェクトマネージメント、販売、グループの管理業務に集中する一方、鉄道車両用システム部門の生産・組み立ておよび生産分野に近いサービス事業を他の拠点に移管すると発表した。生産の移管により302人が影響を受ける見通し。
ミュンヘン本社では現在、約9,000万ユーロを投資して新開発センターを建設している。新開発センターは今年末に業務を開始する予定。さらに2017年までに約1億ユーロを投資してミュンヘン本社のインフラを近代化する。
生産移管で影響を受ける302人は、正社員184人と期間限定の従業員118人。配置転換や早期退職、補償制度、契約更新の見送りなどで対応。生産事業は2017年半ばまでに、ドイツのベルリン、ハンガリーのブダペスト、中国の2拠点（蘇州など）に移管、集約する。
