ロシア商用車最大手のGAZは3日、同国石油・ガス大手のスルグトネフチェガスに「ウラル‐M」シリーズのトラック116台を納入すると発表した。トラックや作業員の送迎バスのほか、クレーンやドリル、コンクリートミキサーなどを設置できる車台を供給する。スルグトネフチェガスはシベリア西部やサハ共和国に今回調達した車両を投入する予定。
ウラルトラックは、オフロードや沼地、山道、雪道、砂地などを走行することができるため、石油・ガスの探査や採掘現場で高い需要があるという。摂氏マイナス50度～プラス50度の温度環境で稼働することができ、厳しい気候環境でも屋外に駐車しておくこができる。
スルグトネフチェガスとは20年以上の協力関係にあり、毎年ミーティングを開いて既存モデルに関するフィードバック情報を得たり、新しいタイプの車両開発などに関する意見交換を行ったりしているという。
