独化学大手のBASFは2日、独コンチテックの振動制御部門コンチテック・バイブレーションコントロールとリアアクスルのサブフレームに使用する樹脂製トランスミッション・クロスビームを開発したと発表した。メルセデス・ベンツ「Sクラス」の4輪駆動モデル(AMGモデルを除く)に採用される。
新製品には、50%をガラス繊維で強化したBASFの高強度特殊ポリアミド「ウルトラミッド A3WG10 CR」を使用しており、従来のアルミニウムの鋳造部品に比べ重量を25%削減することができた。静粛性や高温での機械的特性、衝突安全性にも優れるという。開発にはCAE解析技術を利用したBASFの高機能プラスチック部品開発用シミュレーションツール「ウルトラシム」も投入した。