欧州自動車工業会（ACEA）が7月28日発表した2015年6月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における新車販売は19万7,203台となり、前年同月に比べ18.6％増加した。販売増加は6カ月連続。すべてのカテゴリーで前年実績を上回った。主要5カ国のドイツ（9.4％増）、イタリア（12.5％増）、フランス（12.9％増）、英国（18.5％増）、スペイン（49.7％増）はそれぞれ販売を大きく伸ばした。
1～6月の累計は前年同期比12.9％増の103万140台。主要5カ国すべてで登録台数が前年を上回っている。
6月のカテゴリー別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比16.3％増の16万3,738台。主要5カ国すべてで販売が伸びており、全体では22カ月連続の販売増となった。
3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比31.4％増の2万9,896台。スペイン（102.2％増）、イタリア（41.8％増）、フランス（36.3％増）、英国（36.0％増）、ドイツ（11.3％増）のいずれも2ケタ増となった。
16トン以上の大型トラックは前年同月比32.7％増の2万3,360台。スペインが政府の支援策を背景に105.0％増と大幅に伸びている。イタリア（50.5％増）、英国（39.7％増）、フランス（34.5％増）も大幅な2ケタ増となった。
バスは前年同月比28.6％増の3,569台。主要国では、スペインが4.7％減となったものの、イタリア（92.6％増）、フランス（59.4％増）、英国（42.9％増）、ドイツ（22.8％増）が好調だった。
