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2015/7/31

企業情報 - 自動車メーカー

VW、次世代電気自動車の自動駐車・急速電システムを開発

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は電気自動車の自動駐車システムと自動急速充電システム「e‐smartConnect」の開発に取り組んでいる。次世代の電気自動車は蓄電容量が大きくなり、航続距離は500キロメートルに […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は電気自動車の自動駐車システムと自動急速充電システム「e‐smartConnect」の開発に取り組んでいる。次世代の電気自動車は蓄電容量が大きくなり、航続距離は500キロメートルに拡大すると見られている。このような蓄電容量の大きい電気自動車を短時間で充電できるようにすることが目的という。

VWの開発チームは蓄電容量の大きい電気自動車を短時間で充電できるようにするため、出力80~150kWの直流(DC)電流で充電するシステムの開発に取り組んでいる。ただ、このようなシステムでは、充電ケーブルの断面積が大きく、重くなるため、取扱いが難しくなる。このため、産業ロボット大手クーカ(Kuka)の軽量構造ロボット「LBR iiwa」を投入し、充電ケーブル(DCコネクター)と電気自動車を自動で接続するシステムを開発する。「LBR iiwa」は、精密な位置調整やコネクター差込力の調整が可能という。さらに正確な位置調整のため、カメラも投入する。

自動駐車システムは、電気自動車から充電スタンドに車両データが送信されると、充電スタンドが停車位置の情報を電気自動車に伝達する仕組み。所定の位置に電気自動車が停車すると、充電スタンドが自動で充電を開始する。充電が終わると車両は別の駐車スペースに移動し、次の車両が充電できるようにする。

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