ドイツ連邦陸運局（KBA）が4日発表した2015年7月の乗用車新車登録は29万196台となり、前年同月に比べ7.4％増加した。1～7月の累計も前年同期比5.6％増の190万9,145台と、前年同期を上回っている。
7月の新車登録のうち、個人向けは全体の35.5％にとどまった。代替燃料車の市場シェアは1.6％。うち、ハイブリッド車は2,859台、電気自動車は962台だった。ガソリン車は全体の49.5％を占めた。
7月のブランド別の登録台数は、最大手フォルクスワーゲン（VW）が前年同月比6.3％増の6万5,150台。ドイツブランドではスマート（81.4％増）、ポルシェ（24.7％増）、MINI（12.8％増）が2ケタ増となった。
国外ブランドで最大手のシュコダは4.8％増の1万5,637台を販売した。以下、ルノー（10.3％増）、現代（12.8％増）が続いた。
日本勢は、三菱自（44.4％増）、日産（33.8％増）、マツダ（26.9％増）、スバル（13.5％増）が大幅な2ケタ増となったほか、スズキ（7.3％増）も販売を伸ばした。一方、トヨタ（3.7％減）、レクサス（10.5％減）、ホンダ（10.0％減）は前年実績を下回った。
■ 輸出・生産は前年並み
ドイツ自動車工業会（VDA）によると、7月の国内受注は前年同月比7％増と好調なものの、輸出と生産はほぼ前年並みにとどまっている。
輸出台数は7月が前年同月比1％増の41万1,900台、1～7月の累計も前年同期比1％増の266万700台。生産台数は7月が前から横ばいの53万2,400台、1～7月の累計も前年並みの345万1,900台にとどまった。
