フランス自動車工業会（CCFA）が3日発表した同国の2015年7月の乗用車新車登録は
14万7,132台となり、前年同月に比べ2.3％増加した。1～7月の累計は前年同期比5.6％増の116万4,625台となった。
7月は国内メーカーの販売が前年同月比1.6％減の7万7,074台にとどまったのに対し、国外メーカーは7.0％増の7万58台に拡大した。フランス勢は、ルノーが8.5％減の2万9,869台と低迷した。コンパクトカー「メガーヌ」やミニバン「セニック」など来年にモデルチェンジを控えたモデルの販売が振るわなかったためと見られている。最大手のPSAプジョーシトロエンは4万7,122台となり、前年同月に比べ3.6％増加した。プジョーの小型SUV「2008」など新モデルの発売が寄与した。
■ スペイン、イタリアも2ケタ増
スペイン自動車工業会（ANFAC）によると、同国の7月の乗用車新車登録は前年同月比23.5％増の10万2,922台だった。同国政府が5月に再び延長を決めた新車買い替え補助金制度が販売好調の背景にあり、販売増加は23カ月連続となった。1～7月の累計は前年同期比22.3％増の65万8,144台となった。
イタリアの7月の乗用車新車登録は前年同月比14.54％増の13万1,489台と好調。1～7月の累計は前年同期比15.19％増の100万5,409台となった。
