ポーランド化学大手のアゾティ・グループは21日、本社のある同国南部のタルヌフでナイロン6（PA6）工場の起工式を行った。新工場の建設により、PA6の生産能力を年17万トンに拡大する。投資は3億2,000万ズロチ。新工場は2 年以内に操業を開始する予定。
PA6工場の建設は、計68件の投資プロジェクトを実施する同社の成長戦略の一環に位置付けられる。同戦略では、タルヌフだけで今後5年間に10億ズロチを、グループ全体では2020年までに70億ズロチを投資する計画。
アゾティ・グループにとってプラスチック事業は、肥料事業に次ぐ2番目に重要な事業分野となっている。プラスチック事業では、PA6だけでなく、ポリアセタール（ナチュラル）および変性ポリアセタール、ナイロン6.6（PA6.6）ベースの変性樹脂なども販売している。
（1PLN＝31.85JPY）
