独電線大手のレオニは18日、中国自動車大手の北京汽車(BAIC)の子会社である北京海納川汽車部件股彬有限公司(BHAP)と合弁会社を設立する契約を締結したと発表した。レオニは、廊坊市にあるワイヤリングシステム工場の資本の50%をBHAPに売却する。中国の国有資産監督管理委員会(SASAC)は同合弁会社を認可した。
廊坊工場の取引先はこれまで、独自動車大手ダイムラーと北京汽車(BAIC)の合弁会社である北京ベンツ・オートモーティブ(BBAC)のみで、BBACが生産する乗用車シリーズにケーブルハーネスを供給してきた。レオニは今回の合弁会社化を通して、BBACやその他の自動車メーカーから新規受注を獲得し、事業を拡大できると見込んでいる。
なお、レオニの他の中国事業は今回の合弁会社化に関与しておらず、従来通り、事業を継続する。