チェコのシュコダ自動車は12日、2015年9月の出荷台数が9万3,600台となり、前年同月に比べ2.1％減少したと発表した。ロシアでの大幅な落ち込みに加え、中国、東欧、インドでも出荷台数が減少した。西欧と中欧では販売が伸びている。
西欧市場の9月の出荷台数は前年同月比6.9％の4万3,700台だった。特に「ファビア」と「スペルブ」の販売が好調という。西欧で最大市場のドイツでは7.7％増の1万5,300台を出荷した。
中欧では前年同月比11.2％増の1万3,300台と2ケタの伸びを確保した。母国チェコで6.6％増の6,200台を出荷したほか、ポーランド（3,900台、10.1％増）、スロバキア（1,700台、22.8％増）、ハンガリー（900台、28.4％増）、スロベニア（500台、21.9％増）で2ケタ増となった。
ロシアは前年同月比37.0％減の4,600台と大きく落ち込んでいる。ロシアを除いた東欧地域は3.6％減の2,900台だった。
中国は前年同月比4.2％減の2万3,800台、インドは同21.9％減の1,400台に低迷した。
