独自動車大手のアウディは17日、米マサチューセッツ州のサマービル市（ボストン近郊）と新たなモビリティー戦略の開発で協力することで合意し、覚書に署名したと発表した。渋滞解消や自動駐車システムなどで協力する。
今回の協力関係では例えば、車両と信号機などの交通インフラの連携により、交通渋滞を解消し、円滑な交通の流れを可能にするプロジェクトを計画している。
また、自動駐車によるパーキングハウスでは、1台当たりの駐車スペースを縮小し、車両の駐車間隔も狭くできる。ドライバーが移動に使う階段やエレベーター、歩行通路も不要になるため、これまでよりも駐車できる車両数を約60％増やせるという。
自動駐車によるパーキングハウスが実現すれば、パーキングハウスのコストパフォーマンスが改善するうえ、土地をその他の都市開発用途に有効活用できるため、都市部の生活の質が向上する利点がある。
