独自動車大手のメルセデスベンツは8日、米電気自動車メーカーのリヴィアンと戦略提携および電動バンの共同生産に関する趣意書を締結したと発表した。合弁会社を新設し、欧州に工場を設ける計画。今後、最終契約の締結や当局の認可を経て、当該計画は実現する。また、両社は今後さらに協力の可能性を模索していく方針を示している。
両社は戦略提携により、電動バンの生産規模を拡大するための投資やコストを分散する。具体的には、中東欧にある既存のメルセデスベンツ工場に合弁会社の新工場を建設する計画。数年以内に、メルセデスベンツ・バンとリヴィアンのそれぞれの大型電動バンの生産を開始する見通し。メルセデスベンツの大型電動バンは、純粋な電気自動車用のプラットフォーム「VAN.EA」を基盤にし、リヴィアンの電動バンは、プットフォーム「リヴィアン・ライト・バン（RLV）」をベースとする。
