仏自動車工業会（CCFA）が4日発表した2009年通期の国内新車登録は前年比10.7％増の226万8,730台に拡大した。
\ブランド別では、最大手のPSAグループが13.3％増の71万7,485台。内訳はプジョーが9.8％増の37万7,665台、シトロエンは17.4％増の33万9,820台だった。ルノーは12.5％増の50万5,521台、同社のルーマニア子会社ダチアは39.5％増の6万719台と大幅に伸ばした。
\国外ブランドでは、現代自動車が24.8％増（4万2,663台）、フィアット・グループが11.6％増（9万9,417台）、フォードグループが17.8％増（14万5,066台）と好調だった。ドイツ勢はフォルクスワーゲングループが5.0％伸ばしたものの、BMW（10.2％減）、メルセデスグループ（2.3％減）は前年実績を下回った。
\日本勢は日産が20.2％増（4万5,899台）、スズキが14.7％増（2万9,021台）に拡大させた一方、トヨタ／レクサスは2.0％減の9万2,175台にとどまった。
\ \■12月は48.6％増、駆け込み需要で急増
\ \同国の2009年12月単月の新車登録は48.6％増の22万8,451台に急増した。2010年1月から新車への買い替え奨励金（スクラップインセンティブ）がこれまでの1,000ユーロから700ユーロに引き下げられるため、駆け込み需要が多かった。
\仏ルノーは2月末まで減額分の300ユーロを補助するサービスを提供し、好調を維持する戦略だ。ルノーの12月の販売は前年同月比94.0％増の5万1,974台と市場全体の伸びを大きく上回っている。同社のベルナール・カンビエ（Bernard Cambier）上級副社長（フランス市場担当）が仏ラジオ局BFMに明らかにした。
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