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2010/1/8

総合 – 自動車産業ニュース

伊乗用車新車登録、2009年はほぼ前年並み

この記事の要約

伊自動車工業会がこのほどまとめた同国の2009年通期の乗用車新車登録は215万8,010台となり、前年比0.17%減とほぼ前年並みとなった。2月に導入した新車への買い替え奨励金が販売を支えた。12月は前年同期比16.73 […]

伊自動車工業会がこのほどまとめた同国の2009年通期の乗用車新車登録は215万8,010台となり、前年比0.17%減とほぼ前年並みとなった。2月に導入した新車への買い替え奨励金が販売を支えた。12月は前年同期比16.73%増の16万5,428台と2ケタ増となった。

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2009年通期のブランド別販売実績は、最大手のフィアットが1.27%増の54万9,310台、国内ブランド全体では2.71%増の71万870台となった。

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国外メーカーでは、現代自(90.95%増)、プジョー(20.23%増)、フォード(24.04%増)などが好調だった。日本勢では、日産(11.85%増)、スズキ(0.53%増)が販売を伸ばした。

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同国の補助金制度は2009年2月7日~12月31日までに購入した新車が対象で、2010年3月末までに新車登録手続きを済ませることが条件となる。業界では助成策の継続を求める声が高まっており、同国の産業シンクタンクのプロモーターは補助金がない場合、2010年の新車販売は前年を約20%下回る175万台に落ち込むと予想している。

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■ スペイン、2009年は17.9%減

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スペイン自動車工業会(ANFAC)の発表によると、同国の2009年通期の新車登録は前年比17.9%減の95万2,772台に落ち込んだ。12月単月では25.1%増の9万553台となり、4カ月連続で前年実績を上回った。ANFACは、政府の新車購入補助制度が販売回復に寄与したと評価している。

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同国では2010年7月に付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)がこれまでの16%から18%に引き上げられるため、今年前半は引き続き好調に推移する見通しだが、後半は需要が後退するとみられている。

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